天正の時代から430年以上続いている勝浦朝市は人々の暖かさに包まれています。長い年月育まれ、昔も今も変わらず人情味あふれる勝浦の顔として、また、市民の台所として日常の生活にとけ込んできた朝市は、勝浦を代表する名所として多くの方に親しまれています。
朝市が始まったのは、天正19年(1591年)です。卯の年に開かれたといわれ、当時の勝浦城主であった植村土佐守泰忠(うえむらとさのかみやすただ)が農業と漁業の奨励とともに、勝浦根古屋(町の中心となるところ)でのみ農水産物の交換の場として開設したものと伝えられています。当時は365日、いかなる天候でも朝市が開かれ、10日を区切りとして上本町・仲本町・下本町と場所を移動して開かれ、出店のために背負い篭・手車・大八車・馬車や牛車を使い、多くの品物を運んでいたようです。時代とともに勝浦は、にわかに発展しはじめ、その様子は「勝浦三町江戸勝り」(三町とは、現在の上本町、仲本町、下本町)といわれたといいます。
一般社団法人勝浦市観光協会
(Katsuura Town Tourism Association)
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